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不整脈内科

診療科紹介

不整脈内科について

不整脈とは心臓のリズムに何らかの異常があるものの総称です。頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーション治療。徐脈性不整脈に対するデバイス治療を主に施行しています。当院では日進月歩の不整脈治療を安全に適切に施行するためには、高度な知識と習熟が必要なために、循環器内科、心臓外科と綿密な連携を取りながら独立して日々、不整脈治療を専門に行っています。小児の不整脈については、小児科、麻酔科と協力して治療しています。  
当科の基本方針は以下の通りです。

1. おのおのの患者さまに適した不整脈の高度な専門的治療を行います。
2. 患者さまによく説明し、納得の行く医療を提供します。
3. 医療連携を重要視し、地域の不整脈診療の向上に貢献します。
4. スタッフは医療人としてやさしい心を持ち、常に最新のよりよい医療の習得に努めます。

ごあいさつ

私は26年間、神戸大学、姫路循環器病センター、豊橋ハートセンター、名古屋ハートセンターにおいて不整脈診療に従事してきました。この間進歩し続ける不整脈治療を世界中に追いかけ、日本の不整脈治療の底上げに寄与してきました。この経験を生かして、最上、最善の不整脈治療を目指して、ここ高槻に不整脈センターを立ち上げました。不整脈治療はいまだに進化し、発展しています。治らない不整脈が治療可能になってきています。かかりつけ医と連携し、多くの方が気軽に相談できるセンターにしていきたいと思います。
一人でも多くの不整脈で困っている患者さまに何らかの解決策を見いだせるよう、患者さまと対話し、治療のために最善の技術を追求し、多くのスタッフとともに精進して行きます。

高槻病院 不整脈センターのご案内はこちら

また、【YouTube 不整脈センターちゃんねる】にて、不整脈の症状や治療について、動画で説明しています。今後も順次アップロードしていきますので、ぜひご覧ください。

診療内容

  • 発作性心房細動に対する確実な肺静脈隔離と自律神経節アブレーション
  • 持続性心房細動に対するテーラーメイドアプローチによるアブレーション
  • 器質的心疾患に伴う心室頻拍に対するアブレーションおよび植え込み型徐細動治療
  • ブルガダ症候群に対する心外膜カテーテルアブレーション
  • 心不全に対する両心室ペースメーカー植え込み
  • 他院のアブレーション不成功例に対するカテーテルアブレーション

対象疾患

  • 発作性心房細動 持続性心房細動 心房頻拍 
  • 心室頻拍 心室細動 ブルガダ症候群 心室性期外収縮
  • 発作性上室性頻拍 WPW症候群 小児の不整脈
  • 房室ブロック 洞不全症候群

特色

  • 不整脈センターには、専用のカテーテル室があり、毎日不整脈治療を施行しています。
  • 当科には3種類の最新の3Dマッピング装置があり治療する不整脈に応じて、最適なマッピング装置が使用可能です。 
  • 従来のマニュアルアブレーションの十分な実績と本邦に2台しかないりモートマグネティックナビゲーションシステムを用いて、難治性不整脈のカテーテルアブレーションを実現しています。
  • 難易度が高く施行可能な施設が限られている心外膜アブレーションが可能です。 昨年は、他院からドクターヘリで搬送された 心室頻拍ストームに対する緊急アブレーションによる救命例がありました。
  • 植え込み型除細動器、両心室ペースメーカー、ペースメーカー治療後は不要な外来診療を減らすため、 遠隔モニタリングで診療しています。

オンライン無料相談(患者様用)

心電図オンライン無料相談(医療者用)

日頃の診療で心電図判読をされることが多々あると思います。その判読が難解で「判読に迷うとき」、あるいは「重症度や緊急度に迷うとき」など、専門医に相談出来ればと思われたことはありませんか?そんな時、この心電図オンライン相談をぜひご利用ください。
ご相談がございましたら、可及的速やかに不整脈専門医が判読し、直接先生方にお電話いたします。

  • 平日 9:00~18:00
  • 土曜 9:00~13:00

下記のQRコード(グーグルアカウントが必要です)、または、下記ボタンの先にある「心電図オンライン相談問い合わせフォーム」よりご相談ください。

不整脈専門医教育プログラム

我々は循環器内科研修の後に不整脈専門医を目指す医師に対して3年間の不整脈専門医教育プログラムを用意しております。ご希望の方は当センターまでお問い合わせください。

1年目
  • 発作性上室性頻拍、通常型心房粗動などの術者
  • EPラボ、刺激装置、3Dマッピング装置の理解と操作
  • 安全な心房中隔穿刺法の習得
  • ペースメーカー植え込みの術者
  • 複雑なカテーテルアブレーションの介助者
2年目
  • 発作性心房細動に対する自律神経節焼灼も意識した前庭部肺静脈隔離術の術者
  • 電気生理学的不整脈診断の完全な習得
  • ICD 植え込みの術者
3年目
  • 心房頻拍を含め複雑な回路を持つ不整脈に対して、最新の3種類の3D mapping装置の操作と術者
  • 心室頻拍アブレーション(心外膜アプローチを含む)の介助者
  • CRT-D 植え込みの術者

共同治療プログラム

「オープンシステムによる不整脈カテーテルアブレーション共同治療プログラム」とは?

カテーテルアブレーション治療が必要とされる患者さまに対し、より標準的で最新かつ最適な治療が行えるように経験豊富な専門医と申込医が検討を行い、実際に申込医とともに専門医が協同してカテーテルアブレーション治療を行うシステムです。そのために、申込医とともに高槻病院へ御来院していただき、当不整脈センターのカテーテルアブレーション室で協同して治療を行うものです。

本プログラムの目的

現在、日本の医療における大きな問題の一つとして治療内容が病院間で大きく異なり、また地域間でも異なり、医療内容にも差異があることが指摘されています。その大きな原因は基準となるべきガイドラインが十分でないことが指摘され、現在各診療分野で診療や治療マニュアルおよびガイドラインの整備が進んでいます。カテーテルアブレーション治療に於いても、学会やその他の研究会において治療内容についての検討や最新の治療法の啓蒙が行われていますが、カテーテルアブレーション治療の密室性により病院間の差異が解消されるにいたっておりません。本プログラムの目的は、実際の治療現場での協同治療によりカテーテルアブレーション治療の密室性を克服し、個々の患者さまに最良な治療は何かを追及し、実際に治療を行うことです。また、医師間の技術交流により治療内容の差異を解消することが目的です。

概要

患者さまよりインフォームドコンセントを頂いた上で、
術前検討会:
様々な状況を考慮し、最良の治療法を追及
申込医・熟練した専門医による治療法に関する意見交換

共同治療:
申込医と熟練した専門医が協同して治療を行う
術後検討会:
申込医・専門医により適応した治療法の結果を検討し問題点・改善点を検討

本プログラムの内容および具体的手順
  1. 患者さま受け入れ・担当医による術前説明・担当看護師による遠隔地からの患者さまの入院時・中のケア(前日もしくは当日)
  2. 術前回診
  3. 術前検討会(当日朝)
  4. 協同して行うカテーテル治療
  5. 術後検討会(術後当日)
  6. 術後回診
  7. カテーテルアブレーション中の画像を保存
  8. 退院時のケア(内服薬の確認、退院後の緊急連絡先・対応法、紹介医の受診日の確認、等)

ACCESS交通アクセス

〒569-1192
大阪府高槻市古曽部町1丁目3番13号
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電車でご来院の方

  • JR高槻駅徒歩7分、阪急高槻市駅徒歩12分

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車でお越しの方

  • 高槻病院西駐車場、
    愛仁会リハビリテーション病院
    地下第1駐車場がございます。

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