
当院産科は、4名の周産期専門医を中心に、通常の方から、リスクを持つ妊婦の方まで、あらゆる妊婦の妊娠、分娩管理を行い、母児ともに安全にお産をしていただいています。
リスクの少ない妊婦の方は、なるべく自然の陣痛を大切にしたお産を目指しており、浣腸は行いませんし、会陰切開などの医療介入も必要な場合以外は行なっていません。もちろん、分娩の際には、途中で帝王切開に切り替えた方がよい場合や陣痛促進剤を使用するケースがあり、妊婦の方がイメージしていた分娩と異なるケースがたびたび起きますが、どのような状況においても、本人や御家族が納得いくまで状況を説明しご満足いただける分娩になるようにスタッフが一丸となって取り組んでいます。
一方、妊娠高血圧などの病気をお持ちの方や双胎妊娠のようなリスクのある方のために、ハイリスク妊婦専門外来も毎日ご用意しています。
赤ちゃんに異常がないか心配な方には、胎児エコーで有名な元県立神奈川こども医療センターの川瀧元良先生の監修のもとで、専門家が行う胎児エコー専門外来を受けていただくことができます。
また、日本でも有数の実力を誇る当院新生児科からの全面的なサポートを受けており、赤ちゃんには日本で最高レベルとも言える安全な環境をご用意しています。産科病棟内には、2室の帝王切開手術室を備えていますので、母児に緊急事態が起こっても、直ちに帝王切開を行うことができ、決定から約20分以内でお産をすることができます。スタッフの医師、助産師の大半が、新生児救命講習(NCPR)、産科救命講習(ALSO、PC3)の有資格者で、母児の安全を守るため、スタッフ一同、日夜トレーニングに励んでいます。
このような診療を続けることで、大阪府下の医療機関から緊急搬送された患者様の数は、2016年以降、常に大阪府1位となり、周囲の医療機関からは絶大な信頼を受けています。
リスクが少ない妊婦の方で、ご希望される場合には、院内助産センターでの分娩もお薦めです。妊娠中から、助産師がチーム制でケアし、分娩は、畳の部屋で、助産師のみが担当し、助産院に近い家庭的な雰囲気の中でお過ごしいただけます。万一、母児に危険なサインがあれば、産科医、新生児科医が直ちに駆けつけますので、安全面の不安は全くありません。専門研修を受けた助産師が、お母さんに寄り添いながら、決して無理のない範囲で、母乳育児をサポートいたします。
退院後の育児に不安をお持ちの方には、産後ケア入院コースをご用意しており、熟練した助産師がお母さんを全面的にサポートいたします。
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