2025年4月1日に病院長に就任致しました。
高槻病院は1977年に愛仁会グループ2番目の急性期病院として開院しました。以来「患者さまの満足する医療」という理念のもと、小児周産期医療、急性期医療、高齢者医療、人材育成の4つの柱を掲げて活動を続け、1982年に477床に増床し、2018年に現地建て替えを行い、現在30診療科に約200名の医師が勤務しています。
小児周産期部門では、大阪府下で6施設しかない「総合周産期母子医療センター」に認定されています。新生児の集中治療ベッド数は21床で、小児救命救急センターの認定を受け全国でも珍しいPICU(小児集中治療室)8床と、小児脳神経外科を有します。
年間出産数は約1000件で、大阪府独自の産科救急システム(OGCS)に対応し、「断らない」をモットーに多くの産科救急患者・ハイリスク妊婦を受け入れています。
また、児童虐待防止医療ネットワーク事業、産前産後母子支援事業を大阪府から委託され「こどもと家族の支援センター」を立ち上げるなど、社会貢献にも取り組んでいます。
急性期医療としては年間9500件を超える救急搬送を受け入れており、循環器系・脳神経系を中心とした命に直結する疾患について即応できる体制を整えています。
特に循環器系に関しては、2018年に心臓血管外科の大北裕先生(前神戸大学心臓血管外科教授、前日本胸部外科学会理事長)を迎えて、循環器内科、不整脈内科と3つの科が協働する「心臓・大血管センター」の運用を開始しました。
また、脳神経外科ではSCU(脳卒中集中治療室)を設置して急性期治療を行うとともに、隣接する愛仁会リハビリテーション病院と連携して急性期から回復期に至る切れ目のない医療を提供しています。
成人系での専門領域として、関節センターでは膝関節手術で患者さんのQOL(生活の質)を落とさない低侵襲な「部分関節置換手術(単顆置換手術)」や再生医療を行っており、不整脈センターでは、心房細動をはじめとした難治性の不整脈に対して、磁気カテーテルナビゲーションシステム(ステレオタキシス)などを用いた先進的なカテーテルアブレーション治療を行っています。
いずれも二次医療圏を超えた広域から多くの紹介患者さんを受け入れています。
また、当院は大阪府がん診療拠点病院として消化器癌、肺癌、乳癌、婦人科癌、泌尿器癌、脳腫瘍などほとんどのがん種で、低侵襲な外科手術・免疫治療薬や分子標的治療薬等を用いた化学療法・QOLを考慮した放射線治療などを駆使した集学的治療を行っています。
一方、超高齢化社会の医療ニーズに応えるべく、総合内科を中心に多くの併存症を有する高齢者の診療にも力をいれています。
人材育成に関しては、専門診療科が揃った急性期病院として、長年初期臨床研修医をはじめとする若手医師を育成する指導体制を整えてきました。
また、臨床研究センターを整備して、臨床研究や論文作成の支援を行っており、市中病院としては珍しく厚生労働科学研究費(科研費)の申請ができます。
さらに2022年からはベトナム・ダナンのドンア大学から看護学科学生のインターンシップを受け入れるなど、国際的な人材育成にも取り組んでいます。
高槻病院は「生まれる前から終末期医療まで」をモットーに、地域のすべての世代の皆さまの健康を守り信頼される病院を目指して、さらに進化・発展できるよう職員一丸となって努力してまいります。
今後ともよろしくお願い致します。
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