病理診断科では患者さまを直接診察することはありませんが、各診療科から提出された病理標本の肉眼的・組織学的観察を通じて、主に診断面で診療を下支えする重要な役割を担っています。また不幸にして亡くなられた患者さまの病理解剖（剖検）を行い、診断・治療が適切であったか否かを検証しています。

当科では現在、常勤3名・非常勤4名の若手〜ベテラン病理医（全員病理専門医）が診断に従事し、常に意見を交わしながら診断を進めています。さらに必要に応じて、領域ごとの外部エキスパート病理医に相談する体制が整えられており、大きな病院でも病理専門医は0〜1名しか所属していない施設も多数存在する中、とても恵まれた病理診断環境にあると言えます。また当科は私立病院としては稀少な、日本専門医機構の病理専門研修基幹施設の指定を受けており、医学教育の点でも重責を担っています。

• 組織(生検/手術検体)診断、細胞診断および病理解剖
• 組織化学/免疫組織化学/In situ ハイブリダイゼーション
• 各種コンパニオン診断（ALK, HER2, EGFR, RAS, BRAF, ROS1に加えｵﾝｺﾏｲﾝ等の遺伝子パネル検査にも対応）

• あらゆる領域の臓器・疾患に対する病理診断
• 肝組織標本のコンサルテーションも受け付けています