高槻病院のリハビリテーション科はあらゆる急性期疾患に対応するリハビリテーション医療を提供しています。隣接する愛仁会リハビリテーション病院の回復期病棟、障害児(者)病棟、また在宅部門とも密接な連携を取り、新生児から高齢者まで、急性期から生活期まで連続したリハビリテーション医療を行う最初の窓口として機能できるように努めています。 入院患者さまの急性期リハビリテーションに特化していますが、退院された患者さまで外来フォローが必要な場合は、外来でのリハビリテーションも継続して行っています。
2010年1月よりリハビリテーション科専従医として勤務しています。 脳神経外科専門医としての経験を活かした脳血管疾患等のリハビリテーションのみならず、リハビリテーション専門医として運動器、呼吸器、心大血管、がん患者リハビリテーションなど、すべてのリハビリテーション分野に取り組んでいます。
疾患別リハビリテーションとして
脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅰ)
運動器リハビリテーション(Ⅰ)
呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)
心大血管疾患リハビリテーション(Ⅰ)
がん患者リハビリテーション の施設基準を取得しています。
脳卒中をはじめとする脳神経疾患等のリハビリテーション、整形外科の人工関節や大腿骨頸部骨折、脊椎・脊髄疾患にはクリニカルパスを運用した運動器リハビリテーションを、また循環器内科や心臓血管外科、呼吸器外科・内科とも連携し心大血管疾患、呼吸器リハビリテーションを行っています。また2011年秋から ”がん患者のリハビリテーション料”も算定実施できるようになりました。大阪府がん診療拠点病院としてがん患者さまに外科手術前後のみでなく化学療法や放射線治療中も機能障害、能力低下をきたすことなく治療が受けられるようにリハビリテーション医療を提供しています。
急増する高齢者の肺炎の原因となる嚥下機能障害にも積極的に取り組んでいます。入院直後の絶食期間中から鼻咽喉頭ファイバーを駆使してベッドサイドで言語聴覚士や看護師と嚥下機能の初期評価を行い早期に経口摂取を開始できるように努めています。
新生児医療の面では リハビリテーションスタッフがNICU, GCUの医師、看護師と協力し合って評価ならびに訓練に携わっています。
また褥婦を対象とした骨盤ケア教室も産科病棟で開催しています。産後は仙腸関節や骨盤輪不安定性に起因する腰痛などが起こりやすくなります。腹横筋や骨盤底筋群などインナーマッスルのトレーニングを中心に実施しています。
機能訓練室も整備され理学療法士28名、作業療法士11名、言語聴覚士8名、の計47名で診療に携わっています。体組成分析機器(InBody S10)を用いて筋肉量を評価し、電気刺激治療機器で下肢を中心に電気刺激し入院中の安静に伴う筋肉量の減少、筋力低下を最小限に抑える取り組みを行っています。 また単関節HAL®(Hybrid Assistive Limb®)など最先端のロボット機器も導入し脳卒中後の上肢麻痺や膝人工関節置換術後のリハビリテーションに使用しています。
リハビリテーション専門職は院内にあるいくつかのチーム医療のメンバーに加わり、また各診療科や病棟との10を超えるカンファレンスに参加しリハビリテーション専門職の立場から意見を述べ病院内チーム医療の推進役として機能しています。
外来リハビリテーションは高槻病院入院中にリハビリテーションを受けられていた方に限り、必要な場合に診療科と連携し退院後も引き続き実施しています。
当リハビリテーション科は日本リハビリテーション医学会専門医制度研修施設として次世代のリハビリテーション科専門医の育成にも努めています。
活動実績等は技術部リハビリテーション科をご覧ください。
氏名 | 欅 篤 |
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役職 | リハビリテーションセンター長 |
専攻分野 | リハビリテーション全般、嚥下障害、認知症 |
資格 | 医学博士(京都大学) |
〒569-1192
大阪府高槻市古曽部町1丁目3番13号
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