腎臓内科の診療内容は大きく分けて2つの柱があります。
一つは、腎臓の働きが落ちて腎不全いう腎臓が働かなくなる状態に陥らないようにするため、腎臓に関する病気をできる限り早期に発見し治療するという仕事です。
もう一つは、残念ながら腎不全に至った患者さまに対する透析医療の提供です。
当科ではそのどちらにも力を入れて診療を行っています。
腎臓の機能は多彩で構造も複雑なため、いったん腎機能が落ちてしまうと回復することは困難です。そのためできる限り早い段階で、腎臓の病気を見つけ出し治療をすることが大切です。
腎臓の検査には尿検査・血液検査・画像検査の他に腎生検があります。これは腎臓の組織の一部をエコー下で針を使って採取する検査です。異常が生じている腎臓の組織を直接みることができ、診断や治療方針の決定に大変有用です。
当科ではこれらの検査・治療を通して、できる限り末期腎不全に至る患者さまを減らしたいと考えています。
当院の透析室のベッド数は全25床あり、月~土の午前・午後の4クールの透析を行っています。
維持血液透析中の方も安心して各科に入院していただけるように、積極的に受け入れを行っています。
腎臓病療養指導外来について(担当看護師より)
残念ながら腎不全に至った方も、生活習慣の工夫や食事療法によって透析導入が必要な時期をある程度遅らせる事ができると思います。腎不全期の医療に対する患者さまの理解を深めていただくために腎臓病療養指導外来を始めました。
腎臓病療養指導外来では担当看護師が保存期腎不全での生活習慣や透析療法について、可能な限り時間をかけて患者さまと個別に面談を行っています。日頃医師の診察の場面ではゆっくり聞けなかった疑問点や不安の解消にも役立つものと考えています。
完全予約制ですので、希望の方は腎専門外来まで御相談ください。
項目 | 2020年度件数 | |
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腎臓内科 | 年間維持血液透析症例数 | 9,379 |
年間新規導入症例数 | 37 |
GMA | PMX | CRRT | CART | PE |
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2 | 1 | 139 | 10 | 4 |
氏名 | 高橋 利和 |
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役職 | 主任部長 |
専攻分野 | 腎炎、ネフローゼ症候群、慢性腎不全 |
資格 |
日本内科学会認定内科医、研修指導医 日本内科学会総合内科専門医 日本腎臓学会専門医 日本腎臓学会指導医 日本透析医学会専門医 日本透析医学会指導医 大阪医大臨床教育教授 徳島大学臨床教授 |
氏名 | 辻本 吉広 |
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役職 | 部長(院長補佐) |
専攻分野 | |
資格 |
日本内科学会認定内科医、総合内科専門医、指導医 日本腎臓学会腎臓専門医、指導医 日本透析学会専門医、指導医 日本糖尿病学会専門医、研修指導医 日本腹膜透析医学会認定医 ICD制度協議会認定インフェクションコントロールドクター |
氏名 | 黒川 直基 |
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役職 | 専攻医 |
専攻分野 | |
資格 |
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