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腎臓内科

診療科紹介

腎臓内科について

腎臓内科の診療内容は大きく分けて2つの柱があります。
一つは、腎臓の働きが落ちて腎不全いう腎臓が働かなくなる状態に陥らないようにするため、腎臓に関する病気をできる限り早期に発見し治療するという仕事です。
もう一つは、残念ながら腎不全に至った患者さまに対する透析医療の提供です。
当科ではそのどちらにも力を入れて診療を行っています。

ごあいさつ

腎臓の機能は多彩で構造も複雑なため、いったん腎機能が落ちてしまうと回復することは困難です。そのためできる限り早い段階で、腎臓の病気を見つけ出し治療をすることが大切です。
腎臓の検査には尿検査・血液検査・画像検査の他に腎生検があります。これは腎臓の組織の一部をエコー下で針を使って採取する検査です。異常が生じている腎臓の組織を直接みることができ、診断や治療方針の決定に大変有用です。
当科ではこれらの検査・治療を通して、できる限り末期腎不全に至る患者さまを減らしたいと考えています。

診療内容

  • 検診などで、尿検査の異常を指摘された場合の原因の精査と治療を行います。
  • 腎機能の低下の原因特定と治療を行います。
  • 腎炎やネフローゼ症候群などの疾患に対して専門的な治療を行います。
  • 腎臓内科の診療のもう一つの柱として、腎不全に至った方への透析医療の提供があります。腎不全に対する医療としては血液透析・腹膜透析・腎移植があります。当科では血液透析と腹膜透析を主に行っています。

当院の透析室のベッド数は全25床あり、月~土の午前・午後の4クールの透析を行っています。

維持血液透析中の方も安心して各科に入院していただけるように、積極的に受け入れを行っています。

  • 急性血液浄化部門では、血漿交換・LDLアフェレーシス・GCAP・LCAP・腹水濾過濃縮再静注法(CART)などの血液浄化療法を院内のいろいろな科と協力して行っています。

対象疾患

  • 尿検査異常
  • 腎炎、ネフローゼ症候群などの一次性腎疾患
  • 高血圧、糖尿病などによる二次性腎疾患
  • 慢性腎不全
  • 血液透析などの腎代替療法

特色

腎臓病療養指導外来について(担当看護師より)

残念ながら腎不全に至った方も、生活習慣の工夫や食事療法によって透析導入が必要な時期をある程度遅らせる事ができると思います。腎不全期の医療に対する患者さまの理解を深めていただくために腎臓病療養指導外来を始めました。

腎臓病療養指導外来では担当看護師が保存期腎不全での生活習慣や透析療法について、可能な限り時間をかけて患者さまと個別に面談を行っています。日頃医師の診察の場面ではゆっくり聞けなかった疑問点や不安の解消にも役立つものと考えています。

完全予約制ですので、希望の方は腎専門外来まで御相談ください。

診療実績

項目 2020年度 2021年 2022年
腎臓内科 年間維持血液透析症例数 9,379 9,061 8,456
年間新規導入症例数 37 44 36

特殊血液浄化件数

  2020年度 2021年 2022年
GMA 2 14 51
PMX 1 0 0
CRRT 139 133 100
CART 10 8 7
PE 4 20 3
LDL吸着 - - 19

※LDL吸着は2022年から開始

スタッフ紹介

高橋 利和
氏名 高橋 利和
役職

主任部長

専攻分野 腎炎、ネフローゼ症候群、慢性腎不全
資格

日本内科学会認定内科医、研修指導医
日本内科学会総合内科専門医
日本腎臓学会専門医
日本腎臓学会指導医
日本透析医学会専門医
日本透析医学会指導医
大阪医大臨床教育教授
徳島大学臨床教授

黒川 直基
氏名 黒川 直基
役職

専攻医

外来担当医表

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前 池田(昌)
午後 池田(絋) 中嶋/耒海 高橋
耒海
黒川(直)

※受付11時まで、午後は完全予約制です

ACCESS交通アクセス

〒569-1192
大阪府高槻市古曽部町1丁目3番13号
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電車でご来院の方

  • JR高槻駅徒歩7分、阪急高槻市駅徒歩12分

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