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認知症、認知症予防・初期もの忘れ外来

精神科による認知症の診療

担当医: 精神科医師全員
時間: 初診は平日毎日の紹介初診枠 再診は担当医師の再診予約枠
場所: 精神科外来


精神科


認知症の診断、治療、ケアなどについて幅広く対応しています。




認知症外来

担当医: 立花久嗣 認知症専門医(脳神経内科)
時間: 火曜日午後 第2週、4週 完全予約制
場所: 内科外来

脳神経内科

認知症とはいったん正常に発達した知的機能が持続的に低下し,複数の認知機能障害により社会生活に支障をきたすようになった状態と定義されています。家事や仕事において今まで一人でできていた身の回りのことが認知症の症状によってスムーズにできなくなったときが認知症を疑うはじまりです。
認知症の症状とは物忘れ(忘れてしまう、思いだせない、時間や場所もわからない)だけではありません。
・判断が遅くなった
・集中力がなくなった
・以前のように話しができなくなった
・理解が悪くなった
・見えないはずのものが見える(幻視)
・車を擦ることがふえた
・気が短く怒りっぽくなった
・意識がぼんやりすることが増えた
など多岐にわたります。

認知症の代表的な病気としてアルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症(三大認知症のようにいわれることがあります)があり、これらの認知症には根本的な治療はありませんが早く介入することで生活の質を維持することが治療の目標となります。
薬物治療が症状を改善するためにもちろん大事ですが、薬物治療だけでなく患者さま自身の生活習慣及び生活環境の見直しも大事で、ご家族をはじめ身の回りの方からの患者さまへの接し方が症状に影響することもあります。
三大認知症以外に甲状腺機能低下症、肝性脳症や薬剤による認知機能障害など内科的疾患が原因である場合やパーキンソン症状を伴う認知症やてんかん、感染性脳炎、自己免疫性脳症・脳炎など脳神経内科医の診察で初めて診断がつく認知症があり治る病気もあります。また同じ認知症の診断であっても患者さまみんなが同じ症状とも限りません。

当院での「認知症予防・初期物忘れ外来」と異なる点として当外来では認知症の診断及び治療方針を決めていくことを目的としております。かかりつけ医の先生やソーシャルワーカーとの連携を通じて日常生活に支障をきたしている問題について一人一人に合うプランを提案させていただきます。また当外来では治験も積極的に行っており希望に応じて御紹介させていただきます。
地域の認知症診療に貢献すべく精進していく所存でございます。何卒よろしくお願い致します。



認知症予防・初期もの忘れ外来

担当医: 欅  篤
認知症専門医、脳神経外科専門医(リハビリテーション科)
時間: 水曜日 第2、4週 14:00~16:00(完全予約制)
場所: 3階リハビリテーションセンター診察室

わが国における認知症高齢者の数は2012年の時点で約462万人とされ2025年には700万人を超えるとの推計値が発表されています。これは65歳以上の高齢者のうち、5人に1人が認知症に罹患する計算となります。
認知症は認知機能低下症状の現れる前段階(preclinical) ~ 軽度認知障害MCI(Mild cognitive impairment)の時期を経ると考えられていて、MCIと診断された患者さんのうち年間10-15%の方が認知症に進展するとの報告もあります。 認知症のなかでも最も多いアルツハイマー型認知症(AD)は、アミロイドβプラークの異常な蓄積を含む脳の変化を特徴とし、その蓄積は症状が現れる約20年前から始まると考えられ、ADの進行抑制、遅延をもたらすためには可能な限り早期に患者を見出し治療することに焦点が当てられています。

当外来は、2010年高槻病院リハビリテーションセンターに隣接して開設され、当初よりリハビリテーション関連専門職と連携し、神経心理面のみでなく、摂食嚥下や身体・運動機能面を含めた評価に加え、MRと核医学画像検査所見を総合して診断しています。そして生活指導、運動指導など非薬物療法を中心に治療を進めています。今後さらに重要となる認知症への予防的取り組みを前面に、非薬物療法を中心に診療を進めていく意味も込めて、外来名称に“認知症予防”を追加し認知症予防・初期もの忘れ外来として2021年9月から診療を再スタートしています。 運動を中心とした生活指導等を積極的に行いますので80歳未満で認知症治療薬を服用されていない方を対象としています。 
また診察の結果、認知症治療薬などの薬物治療が必要と判断された際には、当院からは処方を行わず御紹介頂いた先生方から投薬いただくことになります。理由としては、1)現在服用されておられる薬との相互作用で薬の副作用が強く出る可能性があることより、かかりつけ医である紹介元の先生に認知症治療薬併用の可否を最終判断していただきたいこと、2)認知症治療薬開始後しばらくは頻回にかかりつけ医を受診して相互作用や副作用をチェックしていただく必要があること、などです。

受診方法は以前と同様で、かかりつけの先生方から地域医療連携室を通じて診察予約していただき、診察・診断後はかかりつけの先生の元に戻り、必要な場合は投薬を含めて受診を継続していただくスタイルで診療致します。


受診について

地域医療連携室の登録医の先生方、あるいは近くのかかりつけ医の先生方から御紹介いただき、紹介状を参考にしながら診察を行います。待合室で御本人、付き添いの御家族に問診票に記入していただいた後、問診票を参考にして御本人および御家族様にお話を伺い、診察室内で簡単な認知症スクリーニングテスト(HDS-R、MMSEなど)を行って初回の診療を終わります。必要に応じてMRなどの画像診断と認知症鑑別のための詳しい神経心理検査を別の日に予約していただきます。当科ですべての診察が終わったあとは紹介元の先生に逆紹介させて頂く形式で診療を行っています。実際の投薬は紹介いただいた先生方にお願いしています。脳血流シンチグラフィー(SPECT)の精査が必要な時は当院には機器が整備されていないため、千船病院や高槻赤十字病院などで検査を受けていただいています。


診療体制と受診時の注意

診療担当医:第2、3,4木曜日午後 欅医師


診療予約はかかりつけ医療機関からの電話あるいはFAXでのみお受けします。患者さん御本人や御家族からの直接の診療予約は受付けませんので必ずかかりつけの先生を通じて高槻病院地域医療連携室(直通電話072-681-3832、FAX 072-681-3831)に連絡していただければ診療予約を行います。 現在申し込みから初回診察まで約2~3ケ月の待機期間が生じていますので御了解下さい。

当科受診時は必ず御家族や一緒に住まれている方、普段から交流のある方などと一緒に受診して下さい。 お薬手帳をお持ちの方は必ず診察時に持参願います。

診療担当医

欅   篤(A. KEYAKI,M.D.)

リハビリテーションセンター長
リハビリテーション科 主任部長


1979年 名古屋大学医学部卒

1986年 京都大学医学部大学院卒

京都大学医学博士


YouTubeで認知症予防体操<コグニサイズ>をご紹介しています。

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しりとりステップ

ばんざいステップ

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