整形外科　平中 崇文 医師が『人工関節』に関する書籍を出版しました。

平中医師よりメッセージ

当院で2010年に関節センターを設立して今年で15年、そこでこれまでに5000例近くの人工膝関節をおこなってきました。

この間オックスフォードに留学させていただいたことはとても大きな経験になりましたが、特に人工関節について教わる師匠もなく、自力でさまざまな情報を集め、工夫を重ねてきました。この度南光堂から機会をいただき、私がおこなっている手術を書籍化する機会を得ました。

手術手技も突き詰めれば、各個人の各論になります。多くの著者からなる本であれば全体で一貫したストーリーを伝えることができず、却って読者の混乱を招きます。そこで本書では私が信頼するもう一人の先生と一緒に、自分達がおこなっている手術手技を一貫してお伝えする内容としました。数ある手術法の単なる一例に過ぎませんが、お互い試行錯誤を積み重ねた上で得られたものです。指導医がいなくて孤軍奮闘している術者に、私たちのような回り道をせずとも技術を習得していただけるように全てを言語化したつもりです。この書籍が若い先生方の技術向上の一助となれば幸いです。

『TKA/UKAの匠【Web動画付】思考と技巧』

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