双胎妊娠(双子)と診断された妊婦さんへ ―高槻病院の双胎妊娠管理について―
ご妊娠おめでとうございます。
双子の赤ちゃんを妊娠され、「妊娠中はどんなことに気をつければいいの?」「出産は帝王切開になるの?」など、不安や疑問を感じている方もいらっしゃると思います。
高槻病院では、年間約50例の双胎分娩を取り扱い、妊娠中から出産まで継続して診療しています。※
双胎妊娠は、赤ちゃんが一人の場合に比べて、早産や妊娠高血圧症候群などが起こりやすいため、より注意深く妊娠経過をみていく必要があります。
一方で、双胎妊娠だからといって、すべての方に同じような管理や出産方法が必要なわけではありません。
当院では、お母さんと赤ちゃんの安全を大切にしながら、一人ひとりの妊娠経過やご希望に合わせて、妊娠中の管理や出産方法を一緒に考えていきます。
※2023年55例、2024年60例、2025年47例
高槻病院の双胎妊娠での「3つの特徴」
1 順調であれば、入院せずに過ごすこともできます
双胎妊娠では、妊娠後期になると予防のために入院する「管理入院」を行う施設もあります。
当院では、妊娠経過が順調で、外来での診察を続けられると判断した場合は、双胎妊娠という理由だけで入院していただくことはありません。
もちろん、お腹が大きくなって自宅での生活がつらい、出産まで入院して過ごしたいなど、不安がある場合にはご相談いただけます。
2 条件を満たせば、経腟分娩を選択できます
「双子なら帝王切開になるの?」と思われる方も多いかもしれません。
高槻病院では、子宮の出口に近い赤ちゃんが頭を下にしていることなど、一定の条件を満たせば、経腟分娩(腟からの出産)を選ぶことができます。
経腟分娩と帝王切開には、それぞれメリットとリスクがあります。お母さんと赤ちゃんの状態を確認し、それぞれの出産方法について十分にご説明したうえで、ご希望も伺いながら出産方法を決めていきます。
経腟分娩が可能な場合でも、予定帝王切開をご希望の場合はご相談いただけます。
3 早産などの急な変化にも24時間対応します
双胎妊娠では、赤ちゃんが一人の場合よりも、予定より早くお産が始まる「早産」が起こりやすくなります。
妊娠経過などを確認しながら、必要と判断した場合には、早産を防ぐために子宮の入り口を糸で縛って支える処置(頸管縫縮術)を行うこともあります。
また、順調に過ごしていても、突然お腹が張ったり、破水したりして、入院が必要になることがあります。
高槻病院では、このような急な変化にも24時間対応できる周産期医療体制を整えています。


