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臨床研究部 周産期医療研究室

周産期医療研究室:産科部門

今日の産科医療における最大の問題は、帝王切開、特に反復帝王切開の激増に伴う母体の不利益であり、その代表は、“腹腔内の癒着”と母体死亡にも繋がる“癒着胎盤”である。また近年は、子宮内感染や胎盤感染が引き起こす“胎児の炎症性反応症候群(FIRS)”と“帝王切開後の子宮切開創の離開”も、社会問題に発展しつつある。周産期医療研究室(産科部門)では、これらの解決を目指し、「不必要な帝切を無くし、止むを得ない帝切に伴う患者不利益の軽減を図る」と題する臨床研究プロジェクトが進められている。以下に具体的テーマを紹介する。

室長:小辻 文和

テーマⅠ. 不必要な帝切を無くす

  • 1)反復帝切を無くする:前回帝切や筋腫核出後の安全な経腟分娩法の確立~
  • 2)妊娠高血圧腎症例での帝切回避のための診療指針の模索
  • 3)吸引分娩の適応拡大の可能性を探る:急速遂娩のための帝王切開を回避するために

テーマⅡ.帝切に付随する母体不利益の軽減を図る

  • 1)癒着胎盤に対する安全な帝王切開法の確立:子宮底部横切開法の完成に向けて
  • 2)安全で易しい腹膜外帝王切開術の開発
  • 3)帝切創離開の修復法の確立:子宮摘出回避のために
  • 4)前置胎盤・低置胎盤に対する安全な帝切法の開発:不必要な子宮摘出を回避する

その他のテーマ

  • 1)胎盤絨毛羊膜炎の臨床診断基準の策定:児娩出時期の決定とFIRS回避のために
  • 2)産褥期の血中薬物動態の解析:産褥期の適正は薬物療法の確立を目指す