愛仁会グループ

HOME > 診療科・部門案内 > 婦人科

診療科・部門案内

婦人科

子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜症、子宮脱、子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌などの疾患の治療や、過多月経、月経困難症(生理痛)、生理不順、おりもの(帯下)などの症状に対する診療を行います。

診療体制

診療日
午前
一般妊娠 一般妊娠 一般妊娠 一般妊娠 一般妊娠
紹介初診 一般妊娠 紹介初診 一般妊娠 紹介初診
ハイリスク
妊娠
ハイリスク
妊娠
ハイリスク
妊娠
ハイリスク
妊娠
ハイリスク
妊娠
一般妊娠 一般妊娠 一般妊娠 一般妊娠 一般妊娠
    骨盤臓器脱   腫瘍
午後 一般妊娠 一般妊娠 一般妊娠 一般妊娠 一般妊娠
  ハイリスク
妊娠
ハイリスク
妊娠
一般妊娠 ハイリスク
妊娠
エコー外来 一般妊娠・コルポスコピー 帝切後健診 ハイリスク
妊娠
 
産後健診 産後健診 産後健診 産後健診 産後健診
  腫瘍     腹腔鏡
・内視鏡
診察時間

午前診 9:00~12:00 午後診 13:30~17:00

※産婦人科の外来診療は月曜日〜金曜日の初診枠を除き完全予約制となっております。 (初診とは当院の産婦人科外来を一度も受診したことのない方、今までに当科を受診したことはあるが 以前とは別の症状がある方、前回の診察から3ヶ月以上間が空いている方が対象です。)
※市の子宮癌検診は予約制となりますので事前に産婦人科外来にてご予約します。(tel可)

担当医

すべての担当医は婦人科だけではなく産科の診察を担当しています。各担当医の診療日は診療体制をご覧ください。

↑このページのトップへ

婦人科

 婦人科悪性腫瘍の治療は、手術療法に加えて、化学療法(抗癌剤)、放射線治療、分子標的薬などが用いられます。最新の治療ガイドラインとエヴィデンスを参考に、個々の患者様に見合った治療を選択しています。手術療法において、術前に良悪性の鑑別が難しい場合には、手術範囲をよりきめ細やかに決定するために、病理医と連携して術中迅速病理診断を行います。腫瘍が他臓器に広がる場合には、外科や泌尿器科と連携・協力して、最善の手術を目指します。放射線治療は、放射線治療科と連携して、放射線療法や同時化学放射線療法(CCRT)を実施しています。
 良性疾患については、子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣腫瘍、子宮内膜症を始めとした手術を行っています。良性疾患は悪性腫瘍と違い、必ずしも手術が必要でない場合も少なくなく、手術の必要性を判断するところから丁寧に診療して参ります。特に、子宮内膜症はホルモン療法も治療の主軸として挙げられており、患者様の症状や状況を考え合わせた、オーダーメイドな治療を提案しています。また、異所性妊娠、卵巣出血、卵巣腫瘍茎捻転などの緊急手術にも24時間対応しています。
 腹腔鏡手術は、上記のような婦人科良性疾患に適応があり、傷痕が小さく退院までの期間が開腹手術に比べて短い、低侵襲手術として知られています。年々、徐々に対象疾患を拡げている一方で、手術の質と安全性が第一であると考えております。手術の可否については、疾患の状態を精査した上で、担当医が判断致します。

子宮脱

社会の高齢化とともに、子宮脱でお悩みの女性が増えています。子宮脱とは、“子宮・膀胱・腟が股間に出てくる異常”で、かつては“なすび”ともいわれました(図1)。子宮脱になると不愉快なだけでなく、歩きにくい、重い物が持てないなど、日常生活に不都合をきたします。また、ひどくなると尿が出にくくもなります。高槻病院産婦人科は、子宮脱の治療に力を注いでいます。私たちの手術を、多くの女性たちにお知りいただくために、「子宮脱・腟脱外来」を始めました。

何故、子宮脱になるのか
【図1 正常婦人と子宮脱婦人の骨盤臓器の位置】

ヒトは二本足で立つため、子宮や膀胱には、下に向けての力がかかり、外陰から外に押し出されようとします。これを防ぐのは、膀胱と腟の間にある腟中隔です(図1Aを参照)。腟中隔が、“お産の時に引き伸ばされて裂ける”、また加齢により弱くなると、子宮・膀胱・腟を支えることができなくなり、股間に出てきます。 (図1B)
子宮脱の治療法

腟の中にペッサリー(ポリ塩化ビニールのワッカ)を押し込んで子宮が外に出ないようにする方法もありますが、不愉快なだけでなく、ペッサリーが腟に食い込む、性生活ができないことから、私達は手術による修復をお薦めしています。

高槻病院が実施する手術法と治療成績
【図2 膣中隔の修復再建手術】

高槻病院では、「弱くなった腟中隔を再建する手術」を行っています(図2)。
まず、子宮は腟中隔再建の邪魔になるので摘出します(図2A)。その後に、腟の左右奥に隠れている“分厚くて弾力のある正常な中隔”を引き出して、縫い合わせ、新しい中隔にします(図2B)。 これまでに386人(37歳~87歳)の女性にこの手術を受けていただき、再発は3名です(3名ともに再手術により根治しています)。手術中のトラブルはゼロ、手術の後も違和感や性生活の支障はありません。これは、“世界の水準(再発率30~50%)を遥かに上回る成績”で、過去に、日本産婦人科学会で最優秀演題賞をいただきました。
私たちは子宮癌や卵巣癌などいろんな手術を行いますが、子宮脱の修復は、患者さん達に“最も喜ばれる手術”です(“世の中が明るくなった”とおっしゃる方もいます)。恥ずかしさから人知れずお悩みになるのが子宮脱の特徴です。一人でも多くの女性たちに、この手術を知っていただき、快適な日常生活を取り戻していただきたいと願います。
参考情報

ポリプロピレン・メッシュを膀胱と腟の間に埋め込み、腟中隔の代わりをさせる手術もあります。優れた方法ではありますが、骨盤底の深くにメッシュを入れ固定する操作を“手さぐり”で行うことから、様々なトラブルが報告されます。2011年に米国FDAが“メッシュ手術に伴う深刻な合併症は稀ではない”と警告を発したことから、現在、高槻病院ではメッシュ手術は行っておらず、上述の“患者さん自身の組織を用いて修復”する方法を行っています。

子宮脱(骨盤臓器)外来: 毎週水曜 09:00~12:00 AM
担当医:総合周産期母子医療センター長 小辻文和 大石哲也
【日本産科婦人科学会専門医、日本内分泌学会内分泌代謝科(産婦人科)指導医・専門医

↑このページのトップへ